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イベント情報

谷崎潤一郎記念館「2021年 夏の特設展 大正の〈文豪〉ブーム~『文章倶楽部』のメディア戦略~」

2021年6月12日(土)~9月5日(日)

情報掲載日:

昨今、近代作家をイケメン化した漫画やゲームが若者を中心に人気を集めていることから、近代文学の作家及び作品に注目が集まり、〈文豪〉ブームが生まれています。

本展は、その現象に注目し、ブームの源流をたどります。

明治期には、物故していた尾崎紅葉や樋口一葉などが、雑誌で文豪と位置付けられ、大正期には、文芸雑誌『文章俱楽部』(大正5年創刊)が戦略的に作家の写真を多用し、アイドル的な存在となっていました。作品を「読む」だけでなく、文学を生み出す作家本人を写真や絵でビジュアル化し、「見る」楽しみを味わえます。

その舞台となる『文章俱楽部』は、新潮社が全国の青少年を対象に、文章力の修養を目指して創刊した文芸・投書雑誌で、二、三の短編小説の他に、小説の作法や作家による文章談など、文章に関する記事を掲載しました。

さらに、作家の私生活に関するアンケートや文壇分志伝、文豪伝などを多く取り入れ、文章を自在に操る文豪を身近な憧れの的として演出しました。

作家のプライベートな写真も合わさり、大正文壇の雰囲気を鮮明に伝える文壇案内記となっています。

また作家たちの似顔絵をクイズにした回答や、作品のイラストなどを読者に懸賞応募しビジュアルで誌面を盛り立てました。

大正の文壇に乱れ咲く、百花繚乱の作家たちーーー。

谷崎や芥川らがどのようにイメージ化されていたか、誌面から浮かび上がるのを感じていただけます。

通常展 紹介

谷崎潤一郎・人と作品

谷崎潤一郎は明治19(1886)年、東京に生まれ、20代半ばで文壇にデビューします。

以後、昭和40(1965)年に生涯を閉じるまで約半世紀にわたり、激動の社会情勢に流されることなく独自の世界を描き続けました。その潤一郎の人物と作品を、生い立ちから晩年にわたって紹介。

夏の特設展関連講座

つくられた〈文学〉

ー投稿雑誌『文章倶楽部』における」作家イメージー

『文章倶楽部』の投稿雑誌としての側面と誌面構成に注目しながら、読者にどう働きかけたか、版元である新潮社の動向と合わせて講義します。

日 時|7月31日(土) 14:00~15:00

場 所|芦屋市立美術博物館・講義室

講 師|日高佳紀 氏(奈良教育大教授)

定 員|40名(要予約)

受講料|1,000円(谷崎館入館料込み)

    (美術博物館をご観覧の場合、別途観覧料が必要です。)

同時開催 ロビー展

★桂木朝子展

 マーレングラスリッツェン

 「中世ヨーロッパで愛されたガラス装飾」

 6月12日(土)~7月17日(土)

一日体験講座 ①6月20日(日) 14:30~16:30

       ②7月6日(火)  13:30~15:30

受講料:700円

定 員:各回6名

材料費:ダイヤモンド針 2,420円、ホルダー 550円、ガラス 530円、ハイミロンシート 300円

★フタミチエ絵画・陶展

 「余白は うたう」

 7月20日(火)~9月5日(日)

ワークショップ(ぬいぐるみ創作体験講座)

日 時:7月31日(土) 13:00~15:00

受講料:1,500円

定 員:10名(12歳以上)

持ち物:フリースかセーター(目の詰まったもの)、裁縫セット、布切りばさみ

※どちらのロビー展も入館料のみで観覧いただけます。

・参加者の方の個人情報は個人情報保護法及び谷崎潤一郎記念館を運営する小学館集英社プロダクション共同体の個人情報取り扱い方針に基づき厳重に管理し、適正に取り扱います。

・新型コロナウイルスの感染予防のため、マスクの着用をお願い致します。

夏の子供講座

「文学館を探検しよう!見て・聞いて・レポート作り」

日 時:8月8日(日) 10:30~11:30

対 象:小学生(3年~6年生)

定 員:10名(要予約)

場 所:芦屋市谷崎潤一郎記念館館内

受講料:200円(材料費)

    (保護者付き添いの場合は、1名のみ入館無料)

★学芸員さんのお話を聞きながら、文学館の中やお庭、バックヤードを探検しよう!最後にレポートにまとめ、認定書をもらおう。(夏の自由研究にお役立てください)

詳細データ

会期

2021年6月12日(土)~9月5日(日)

10:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日

入場料

一般 300円、大高生 200円 中学生以下は無料

※団体料金(20人以上)は2割引

※65歳以上、または身体障害者手帳、療育手帳をお持ちの方は、ならびにその介護の方1人は半額

アクセス

徒歩 阪神芦屋駅から南東へ15分

バス 阪急芦屋川駅・JR芦屋駅・阪神芦屋駅 いずれも「緑町」下車、東へ徒歩1分

駐車場 隣の美術博物館20台、図書館47台

主催 芦屋市谷崎潤一郎記念館
お問合せ

芦屋市谷崎潤一郎記念館

〒659-0052

兵庫県芦屋市伊勢町12-15

TEL 0797-23-5852 FAX 0797-38-3244

HP http://www.tanizakikan.com

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