虚子記念文学館「虚子と碧梧桐Ⅰ」~3/7(日)まで
2020年4月1日(水)~2021年3月7日(日)

2021年3月7日(日)まで、虚子記念文学館にて「虚子と碧梧桐Ⅰ」が開催中です!
昭和12年2月1日、腸チフスで急逝した河東碧梧桐への虚子追悼句は、「(碧梧桐とはよく親しみ、よく争ひたり)たとふれば独楽のはぢける如くなり」でした。子規門の双璧と称された、虚子と碧梧桐。二人は伊予尋問中学で出会い、共に文学を志向していることを確認するや、急速に相睦み、子規の薫陶を受けつつ、切磋琢磨してきました。
二人の俳風の違いは、子規没後いよいよ鮮明になります。虚子は「ホトトギス」、碧梧桐は新聞「日本」と活動の場を住み分け、句会や門人も碧派と虚子派に分かれました。
明治40年代は虚子が小説に没頭して俳句から離れたため、俳句界は碧派一色になります。碧梧桐の俳句は全国行脚「三千里」の旅の間に刻一刻と変化し、かつての「印象明瞭」から真逆の新傾向俳句へと進み、調べも五七五の定型を破って自由律へと移行しました。
さらに書にも革新を求めた碧梧桐は、中国六朝時代の石碑に刻まれた四角い文字をお手本とし、その後も独自なアレンジを加えて緩急自在な筆致を見せています。これに対し虚子は、丸い文字で密かに応戦しました。
虚子と碧梧桐、二人の個性のぶつかり合いを、是非お愉しみください。
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詳細データ
開催日時 | ~2021年3月7日(日)まで |
住所 | 芦屋市平田町8-22 |
休み | 月曜日、祝日・振替休日の翌平日、夏期、 |
料金 | 一般500円、18歳以下300円 ※「あにあん倶楽部」会員証をご提示いただくと、一般のみ100円割引が受けられます。 会員証はマイページよりダウンロードできます。ログインはこちら |
アクセス | 阪神芦屋駅より徒歩約15分 |
問い合わせ先 | 虚子記念文学館 0797-21-1036 |
ホームページ | http://www.kyoshi.or.jp/ |
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虚子記念文学館
高浜虚子に関する資料を公開・保存する文学館。虚子の直孫で俳誌「ホトトギス」現主宰者・稲畑汀子氏の住居に隣接しています。