あにあん倶楽部 -尼崎・西宮・芦屋を愛し、楽しむ情報サイト-あにあん倶楽部 -尼崎・西宮・芦屋を愛し、楽しむ情報サイト-

MENUCLOSE
旬の情報

あにあんぐるっとツアー映像 第二弾|講師 小西巧治

情報掲載日:

あにあんぐるっとツアー映像 第2弾

スペシャリストと巡る阪神間ぐるっとツアーは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止とさせていただきました。
その代替企画である、講師による各スポットの解説等を動画、写真にて配信する企画「あにあんぐるっとツアー映像」第2弾を公開します!

今回は、西宮芦屋研究所副所長などを務められている小西巧治さんを講師に、西宮・芦屋の各地のスポットを巡る文学編をお送り致します。

ぜひご覧ください!

小西巧治さんプロフィール

1948年 西宮市生まれ

神戸国際大学 非常勤講師「阪神間文化論」、西宮芦屋研究所副所長、阪神南都市型ツーリズム推進協議会委員、阪神南地域ビジョン委員会専門委員、阪神シニアカレッジ、西宮宮水学園、芦屋川カレッジなど自治体の生涯学習講座、NHK文化センター、朝日カルチャーセンターなどの講師を務める。

HP「村上春樹の西宮芦屋」開設、朝日新聞英文ウエブAJWのHanshinkan Kidシリーズ寄稿、新聞各紙への阪神間文化情報提供、NHKテレビ、関西テレビ、サンテレビ、ラジオ関西などの阪神間文化関連番組への出演など

火垂るの墓記念碑

「火垂るの墓」は、野坂昭如氏の小説で高畑勲監督によりアニメ作品にもなりました。ここがその舞台です。小説は、野坂氏自身の体験に基づきます。神戸大空襲で焼け出された野坂氏とその妹の2人が身を寄せた親戚宅は、公園近くの満地谷(まんちだに)地区にありました。またアニメ作品では、満池谷の北にあるニテコ池と防空壕が描かれました。小説を通じて「戦争を忘れないで」という思いが形になり、2020年6月に西宮市で初の文学碑が建てられました。

あにあんぐるっとツアー映像|火垂るの墓記念碑

常磐町の一本松

谷崎潤一郎の『細雪』で紹介され有名になりました。この「一本松」の根方の石碑には、分銅を模った家紋があります。この家紋は、出雲の藩主「堀尾茂助」のもので、豊臣秀吉が大坂城築城の際に刻まれたものであるとされています。

あにあんぐるっと映像|常盤町の一本松

西宮神社

三連春日造(さんれんかすがづくり)と云う珍しい構造の本殿。
江戸時代寛文三年(一六六三)に四代将軍家綱の寄進になる国宝の本殿は、昭和二十年の空襲により烏有に帰してしまいましたが、昭和三十六年、桧皮葺から銅板葺に変わった他は、ほぼ元通りに復興され、今は銅屋根も古色を帯び、 えびすの杜を背景に佇んでいます。

あにあんぐるっとツアー映像|西宮神社

芦屋市立図書館打出分室

旧逸身銀行(いつみぎんこう)、旧松山家住宅松濤館(まつやまけじゅうたくしょとうかん)です。 大阪で銀行として建てられましたが、兵庫県芦屋市に移設され個人宅として使われていました。現在は芦屋市立図書館打出分室として使われています。 国の登録有形文化財です。作家 村上春樹さんは、この図書館に足しげく通っていたらしく、デビュー作である「風の歌を聴け」に登場します。

あにあんぐるっとツアー映像|芦屋市立図書館打出分室

打出公園(お猿公園)

別名「おさる公園」として親しまれる打出公園には、昔は名前の由来となったタイワンザルをはじめ、クジャクやインコ、ウサギやリスなどの動物がいたそうです。この公園は、芦屋ゆかりの作家である村上春樹さんのデビュー作『風の歌を聴け』に登場することでも有名です。

あにあんぐるっとツアー映像|打出公園(お猿公園)

富田砕花旧居

富田砕花旧居は、富田砕花が昭和14年5月から、昭和59年10月17日に93歳で亡くなるまで暮らした場所です。また、昭和9年から11年には、谷崎潤一郎が三番目の妻、松子夫人とともに隠れ住んだ場所でもあります。富田砕花の貴重な遺品や原稿などが展示されています。

あにあんぐるっとツアー映像|富田砕花旧居

谷崎潤一郎記念館

明治・大正・昭和の 華やかな日本の文化を筆にとどめた谷崎潤一郎。 彼が愛した芦屋の地に、1988年にできた谷崎潤一郎記念館は、 現在も芦屋の人々に親しまれています。館内では、谷崎の自筆原稿や書簡、愛用した硯などの収蔵・展示を通じて谷崎の生涯が紹介されているほか、特別展や朗読会、文学講座なども開催されています。

あにあんぐるっとツアー映像|谷崎潤一郎記念館