第3回芦屋国際音楽祭 出演メンバーのご紹介
2023年4月14日(金)・15日(土)・16日(日)

日下 紗矢子(ヴァイオリン、芸術監督) Sayako Kusaka, violin
(c)Akira Muto
兵庫県芦屋市出身。東京藝術大学附属音楽高等学校を経て2001年同大学を首席で卒業。
その後米・南メソディスト大学に留学、2016年よりフライブルク音楽大学に留学してライナー・クスマウル氏のもとで研鑽を積む。
2000年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第2位、日本音楽コンクール第1位、シベリウス国際ヴァイオリンコンクール第3位。2002年ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール第1位、
併せて7つの副賞を受賞。2008年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団第1コンサートマスターに就任。
2009年ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラのリーダーに就任。
2016年4月よりStreichtrio Berlinのメンバー。オーケストラ、室内楽、ソロと活発な活動を展開している。
2013年4月より読売日本交響楽団のコンサートマスターに就任(2017年度より特別客演)、日独両オーケストラのコンサートマスターを兼務している。ベルリン在住。

大江 馨(ヴァイオリン) Kaoru Ooe, violin
(c)Shigeto Imura
レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリンコンクール第3位及び委嘱作品最優秀解釈賞、日本音楽コンクール第1位等国内外で数々の入賞。
桐朋学園大学ソリストディプロマコースに特待生として入学、同時に慶應義塾大学法学部で学び、卒業。
その後ドイツのクロンベルクアカデミーにて研鑽を積む。
ミュンヘン放送管弦楽団、NHK交響楽団をはじめ数多くのオーケストラと共演。これまでに、中塚久、渋谷由美子、堀正文、漆原啓子、堀米ゆず子、C.テツラフの各氏に師事。

アンドレアス・ヴィルヴォール (ヴィオラ) Andreas Willwohl, viola
ドイツのエアフルト生まれ。14歳でワイマールのベルヴェデーレ宮殿音楽学校へ入り、国立ワイマールフランツリスト音楽大学へ進学。
その後ベルリンの国立ハンス・アイスラー音楽大学へ編入し、アルフレッド・リプカ、ヴィルフリード・シュトレーレ両氏に師事した。ザルツブルグ音楽祭、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭などの数々の音楽祭に参加し、ソリストとして指揮者マレク・ヤノフスキが率いたベルリン放送交響楽団やドイツ室内管弦楽団などをはじめとするオーケストラとの共演も多数。
2001 年から2013 年までベルリン放送交響楽団の首席ヴィオラ奏者、2011年からニュルンベルク音楽大学の教授にも就任し、現在はフランクフルト音楽大学とその職を兼任している。
モーツアルテウム音楽院の夏のセミナーを始め、ヨーロッパやアジアなどで後進の指導にも力を入れている。 2015年よりマンデルリング四重奏団のメンバーに就任。

東京芸術大学音楽学部卒業後、桐朋学園ソリスト・ディプロマコースに学ぶ。
第52回ジュネーヴ国際音楽コンクール・ディプロマ賞。第1回淡路島しづかホール・ヴィオラ・コンクール第1位。第1回松方ホール音楽賞、大阪文化祭賞受賞。
2002年、文化庁芸術家在外派遣研修生としてイタリア、パドヴァに留学。マリオ・ブルネロ主宰のオーケストラ・ダルキ・イタリアーナで活動。
2004年ドイツに渡り、シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団に入団。2009年帰国、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席ヴィオラ奏者を経て、2014年より読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者。サイトウキネンオーケストラのメンバー。
松本、宮崎、北九州など音楽祭の参加、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏、室内楽シリーズ、ストリングクヮルテットARCO、アルカスクァルテットのメンバーを務めるなど室内楽奏者として活躍している。

ペーター・ブルンズ(チェロ)Peter Bruns, violoncello
(c)Jens-Roetzsch
ベルリン生れ。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でペーター・フォー グラーに師事。
ソリストおよび室内楽奏者として、ベルリン・フィルハーモニー、 シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、カーネギーホール、ウィグモアホールなど世界の主要なホールで演奏するほか、ベルリン、ドレスデン、ロッケンハウスなど著名な音楽祭にも多数招かれている。
また、ジュゼッペ・シノーポリ、エリアフ・インバル、ジャナンドレア・ノセダ、マルク・ アルブレヒト等の指揮のもと、シュターツカペレ・ドレスデン、RAI国立交響楽団、MDR交響楽団、ベルリン交響楽団ほか多くの主要オーケストラと共演している。
1993 年から 2000 年までモーリッツブルク城室内楽フェスティヴァルの芸術監督を務める。
ライプツィヒ高等音楽院の教授として後進の指導にもあたる他、2006 年からライプツィヒ・メンデルスゾーン室内管 弦楽団の首席客演指揮者としても活躍。
使用楽器は巨匠パブロ・カザルスが使用していた1730 年ヴェネチア製カルロ・トノーニ。

中木 健二(チェロ)Kenji Nakagi, violoncello
(c)塩澤秀樹
東京藝術大学を経て2003年渡仏。
パリ国立高等音楽院、スイス・ベルン芸術大学ソリスト・ディプロマコースの両校を首席で卒業。2005年第5回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位受賞。同年、第16回FLAME音楽コンクール(フランス)優勝。2008年第1回Note et Bien国際フランス音楽コンクールでグランプリならびにドビュッシー特別賞、ブーレーズ特別賞を受賞するなど、受賞多数。
2013年にデビューCD「美しき夕暮れ」をリリース(キングレコード)。2016年11月にリリースされた「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」(キングレコード)は「レコード芸術」誌で特選盤に選出された。紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。東京藝術大学音楽学部准教授。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。第11回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。

渡邉 玲雄(コントラバス)Reo Watanabe, contrabass
東京藝術大学卒業、及び同大学院修了。ヴュルツブルク音楽大学マイスタークラス修了。
バイエルン国立歌劇場オーケストラアカデミー、新日本フィル首席を経て、現在愛知県立芸術大学准教授、及び名古屋音楽大学客員准教授。アンサンブルofトウキョウメンバー。
PMF、小澤征爾音楽塾、セイジオザワ松本フェスティバル、宮崎、赤穂・姫路、仙台、ラ・フォル・ジュルネ東京、新潟、東京・春・音楽祭など様々な国際音楽祭に出演。
協奏曲のソリストとして、新日本フィルや藝大フィルハーモニアと共演。また、NHK–BSプレミアム「クラシック倶楽部」、NHK–FM「名曲リサイタル」など様々なメディアに出演している。大阪泉の森コントラバスコンクールをはじめ、国内のコントラバスのコンクール審査員も数多く務めている。

日下 知奈(ピアノ) China Kusaka, piano
(c)Akira Muto
東京藝術大学大学院修了。第14回園田高弘賞ピアノコンクール第3位、メシアン賞受賞。
ケルン音楽大学に留学し、数々のコンクールで入賞。ケルン音大をピアノ・室内楽ともに首席で卒業。第3回東京音楽コンクール第3位。2007年バロックザール賞受賞。2009年摂津音楽祭伴奏者賞受賞。2019年日本演奏家コンクール伴奏者賞受賞。
国内各地で室内楽奏者として幅広く活躍している。現在東京藝術大学弦楽科伴奏助手、国立音楽大学附属高等学校・中学校講師。