プログラム

解説・謡と型のワークショップ　梅若基徳

和蝋燭の点灯式

和ろうそく能「安達原」～一心の迷い～

安達原の鬼女伝説。それは善人から一転して、鬼の道に堕ちていく「一心の迷い」から生じた悲しい物語です。

なぜ人間から鬼婆に変じ、旅人を襲う事になったのか。

熊野の祐慶阿闍梨が陸奥の安達原で宿を借りると、女は糸繰りの様子を見せながら、山伏をもてなします。そして夜が冷えるので薪を採りに山に行こうとし、自分が帰るまで寝室をのぞいてはいけないと強く言い残します。止められたにもかかわらず能力が寝室を覗くと、沢山の死体があり、驚いた山伏達が逃げ出すと、鬼女となった女が約束を破ったことに激しい怒りを見せますが、祐慶の法力に退散します。

シテ　　　梅若 基徳

ワキ　　　原 大

ワキツレ　原 陸

アイ　　　善竹 忠亮

笛　　　　斉藤 敦

小鼓　　　成田 奏

大鼓　　　山本 寿弥

太鼓　　　中田 弘美

後見　　　梅若 猶義　笠田 祐樹

地謡　　　上田 大介　井戸 良祐　齊藤 信輔　梅若 雄一郎

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