提供：（一財）日本伝統芸術文化財団

文楽や人形浄瑠璃の源流である西宮の「えびすかき」と呼ばれた人形回し。それは招福のえべっさまの人形芝居でした。この「招福」をテーマに人形芝居えびす座の「えびす舞」と「志芸の会」による狂言をご覧いただきます。

狂言界で初めて重要無形文化財個人（人間国宝）指定を受けた善竹彌五郎（当時　茂山久治）を祖父にもつ善竹忠重は、6歳で初舞台を踏み、平成3年に重要無名文化財総合指定を受けました。自身が主宰する「志芸の会」による狂言「昆布売」と「棒縛」を上演します。おなかの中で大いに笑って、みなさまのところへ、福が舞い込んできますように！

人形芝居えびすかき「えびす舞」

人形芝居えびす座　　　太夫　武地 秀実

　　　　　　　　　　　囃子　松田 恵司

狂言「昆布売」

大名　　　善竹 忠重

昆布売　　善竹 忠亮

狂言「棒縛」

主人　　　小林 維毅

太郎冠者　牟田 素之

次郎冠者　岡村 和彦

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