阪神間モダニズムコース
阪神間モダニズムとは、1900年代から1930年代にかけて阪神間を中心に育まれた、西洋文化の影響を受けた芸術・文化・生活様式のこと。
3市にも素晴らしい建築がたくさん残っています。
まずは煉瓦造りの美しい「ユニチカ記念館」からスタートし、フランク・ロイド・ライト設計「ヨドコウ迎賓館」、日本に残る数少ないライト式建築「武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル)」を巡り、最後にはウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計「神戸女学院」を見学します。
尼崎
ユニチカ記念館
尼崎市で最初の大工場である、尼崎紡績(現ユニチカ)の本社事務所として1900年に建てられました。煉瓦造りの2階建てで、尼崎市内に現存する最古の洋風建築物。赤煉瓦の「イギリス積み」が美しく、見応えがあります。2019年7月より、老朽化のため閉鎖しています。
車で25分(13.9km)
芦屋
ヨドコウ迎賓館
二十世紀最高の建築家の1人と言われるフランク・ロイド・ライトが設計し、1924年に建設されました。国の重要文化財に指定されています。和と洋の融合が素敵な内装。小高い丘の上に建っているので、周囲はとても緑が豊かです。バルコニーからは六甲の山並みや市街地を見渡すことができます。
車で24分(7.9km)
西宮
武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル)
1930年に完成した日本に残る数少ないライト式建築で、国の近代化産業遺産及び有形文化財に登録されています。設計は、フランク・ロイド・ライトの愛弟子 遠藤新が担当。随所に打出の小槌や市松格子が取り入れられた美しい建築です。事前に予約をすると見学ができます。
車で15分(6.7km)
西宮
神戸女学院
ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した、スパニッシュ・ミッション・スタイルの校舎。2014年9月、12棟の建物が国の重要文化財に指定されました。講堂やチャペル、図書館等は内部も素晴らしく、落ち着いた雰囲気が漂います。普段は非公開ですが、学院の指定する一般公開日には見学ができます。