映画・アニメの舞台散策コース
市内オールロケの映画が2024年に公開される尼崎。村上春樹が子供のころを過ごし、今やアニメの聖地としても名高い西宮。谷崎潤一郎をはじめ、多くの作家・文化人に愛された芦屋。阪神南エリアは映画やアニメ、小説やエンタメの舞台として度々登場します。いろんな作品に登場する聖地を一度散策してみませんか。
尼崎
尼崎城(映画「あまろっく」のロケ地)
笑福亭鶴瓶など関西出身の豪華キャストが共演し、2024年4月に全国公開される映画「あまろっく」。尼崎市内西海岸にある閘門「尼ロック」の名称がそのままタイトルになっています。尼崎の新しい名所のひとつ「尼崎城」をはじめ、有名なところかからマイナーな場所まで、尼崎市内の数多くのスポットでロケーションが行われています。
車で12分(4.8km)
西宮
武庫川河川敷(ドラマ「拾われた男」のロケ地)
俳優、松尾諭氏の自伝エッセイが2022年に中野太賀主戦でドラマ化された「拾われた男」。原作者が尼崎出身ということで、故郷である武庫川団地や西宮南高校などでロケが行われました。阪神電車「武庫川駅」は武庫川の真上にホームがある珍しい駅で、桜が有名。ドラマでもお花見のシーンに登場します。
車で13分(3.9km)
西宮
阪急西宮北口前の時計台(アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」に登場)
西宮は2003年に発売されたライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」の作者である谷川流氏の出身地で、2006年放送のアニメで西宮北口駅前が出てきたことから聖地として知られるようになりました。アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」には桜が満開の「夙川公園」「西宮市立中央公園」や市内の喫茶店などさまざまな場所がアニメになって登場します。西宮は「訪れてみたいアニメの聖地88」に認定されています。
車で10分(2.6km)
西宮
ニテコ池(アニメ映画「火垂るの墓」に登場)
作家・野坂昭如の自身の戦争時代の体験を描いた短編小説。1988年にスタジブリの制作で高畑勲監督によりアニメ映画化されました。公開時の同時上映は宮崎駿監督の「となりのトトロ」でした。映画ではニテコ池の景色やその当時の西宮回生病院などが忠実に描かれています。白い貯水塔が印象的な池ですが、アニメではそばに防空壕がありました。貯水塔の向こうに甲山が見える美しい場所。桜の名所としても知られています。
車で17分(5.2km)
芦屋
阪急芦屋川駅前(映画「あしやのきゅうしょく」ロケ地)
2022年に「芦屋市制施行80周年」を記念して制作された映画「あしやのきゅうしょく」。タイトルからわかる通り芦屋市が舞台の給食にまつわる物語です。映画は主に芦屋市内で撮影が行われ、「芦屋カトリック教会」「打出公園」「大正橋」「芦屋公園」など芦屋市内の名所が多数登場します。「芦屋川駅」は桜並木で有名な芦屋川の散策の拠点となる駅。桜のシーズンは特におすすめです。