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芦屋お知らせ 芦屋市立美術博物館「art trip vol.03 in number,new world / 四海の数」12/7(土)~2/9(日)

このページを印刷する2019年11月15日

《あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。》 2016年
Photo: Tadasu Yamamoto

 

かつて、多くの哲学者は「数とは何か」と議論を交わしました。時間や距離、人口、気温、貨幣、年齢、身長、体重、心拍数など、世界を構成する事象は数字で表されており、私たちは数に囲まれて生きています。
具体美術協会で活動後、70年代より写真や映像といったメディアを素材として「時間」について思考させる作品も生み出している今井祝雄、空間の特性を読み、音や光、影といった非物質的な現象を用いたインスタレーション作品を展開する久門剛史、映像の特性にもとづき空間演出とパフォーマーとの共同作業により制作を行う津田道子、その土地の史実や文化の在りようを集め、自身の手により思索した造形物を通して、目に見えないつながりを解きほぐし顕在化する中村裕太。
豊かに生きるために確かめながら暮らす日々の中、数は物事を考える上で中心的な役割をはたしています。しかし、相互認識のために共通言語として使用される数字は、価値基準が一致しなければ言語として成立しづらい繊細な性質を持っています。一方、数字に主導権を握られ、したたかな性格を持つものとして接する機会も少なくありません。常に寄り添う数字とどのように生きていくのか。
この展覧会では、今井祝雄、久門剛史、津田道子、中村裕太の作品ととも芦屋市立美術博物館の所蔵作品を通して、「数」について意識を深めていきます。

 

《F氏との1時間》 1979年 ゼラチンシルバー・プリント
ⓒNorio Imai, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

 

 

「art trip」シリーズは、当館コレクション作品とともに現代美術作品を紹介する展覧会です。シリーズ第3弾にして最終章となる本展は、「数」をテーマに展開します。
この度、国内外のアート・シーンで活躍する今井祝雄、久門剛史、津田道子、中村裕太の4名を招き、自身の作品と共に展示する作品を当館コレクションの中から選定していただきました。彼らが選んだ作家は次のとおりです。

今井祝雄×田中敦子、関根美夫
久門剛史×田中敦子
津田道子×菅井汲 他
中村裕太×長谷川三郎

数は物事を考える上で中心的な役割をはたしています。加えて、ものを数えるという行為は地球上の生物のなかで人間だけがもつ特徴といわれています。
私たちの暮らしの中で密接に関係する数字は、近しい存在であるあまり、数そのものについて、感じる、そして考える機会は少ないのではないでしょうか。
「数」というテーマをもとに招待した作家4名の作品と、彼らが選定した当館コレクション作品とを併せて展観することで、「数」について意識を深めていただく場の現出を試みます。

 

 

オープン初日には、出品作家4名が自作を前にアーティストトークを行います。また、12月には久門剛史と林寿美(インディペンデントキュレーター)、今井祝雄と浅沼敬子(北海道大学大学院准教授・芸術学)といった、作家とゆかりのあるキュレーター・研究者と対話を深める場のほか、1月は津田道子のソロトークや、中村裕太と服部正(甲南大学教授)による長谷川三郎の軌跡を追うツアーを予定しています。彼らの活動や作品について深く知る機会になるとともに、「数」について思考する時間となれば幸いです。

◇関連イベント
※⑤以外は申込不要。直接会場へお越しください。詳しくは芦屋市立美術博物館HPをご覧ください。

12月7日(土) 15:00~17:00
① オープニングイベント アーティストによるギャラリートーク
講 師|今井祝雄、久門剛史、津田道子、中村裕太(本展出品作家)
会 場|展示室
参加費|無料(ただし要観覧券)

12月14日(土) 14:00~15:30
② トークⅠ
講 師|久門剛史(美術家)、林寿美(インディペンデントキュレーター)
会 場|講義室
定 員|80名
参加費|無料(ただし要観覧券)

12月21日(土) 14:00~16:00
③ トークⅡ
講 師|今井祝雄(美術家)、浅沼敬子(北海道大学大学院准教授・芸術学)
会 場|講義室
定 員|80名
参加費|無料(ただし要観覧券)

1月13日(月・祝) 14:00~16:00
④ トークⅢ
講 師|津田道子(美術家)
会 場|講義室
定 員|80名
参加費|無料

1月25日(土) 13:00~16:00
⑤ ツアートーク「長谷川三郎の軌跡を追って」
講 師|中村裕太(美術家)、服部正(甲南大学教授)
会 場|芦屋市立美術博物館、甲南学園長谷川三郎記念ギャラリー
定 員|20名 ※要事前申込み 1月10日(金)〆切(応募者多数の場合は抽選)
申込み|氏名・住所・電話番号を電話(0797-38-5432)か Eメール(ashiya-bihaku@shopro.co.jp)にてお伝えください。
参加費|無料(ただし要観覧券)※要交通費

1月12日(日)・2月2日(日) 両日とも14:00~※1時間程度
⑥ 担当学芸員によるギャラリートーク
会 場|展示室
参加費|無料(ただし要観覧券)

 

 

◇開催期間
2019年12月7日(土)~2020年2月9日(日)
10:00~17:00(入館は16:30まで)

◇観覧料
一般700(560)円、大高生500(400)円、中学生以下無料
※同時開催「昔の暮らし」展の観覧料も含む
※( )内は20名以上の団体料金
※高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、
療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額になります。
◎観覧料無料の日:12月25日(水)、2020年1月13日(月・祝)

◇出品作家

今井祝雄 Norio Imai
1946年大阪府生まれ。大阪府在住。高校在学中から吉原治良に師事し、64年に17歳で参加した具体美術協会で発表を重ねた。主にレリーフ状の白のオブジェの制作を繰り広げ、72年の解散まで全展に出品。その後、写真やビデオを取り入れた活動とともに、80年以降はパブリックアートも手がけ、新大阪駅前、関西文化学術研究都市、京阪坂本駅ほかに彫刻、モニュメント制作。近年の主な個展「行為する映像」(2019、アートコートギャラリー、大阪)、「物質的恍惚」(2018、Axel Vervoordt Gallery、アントワープ)、「白のイベント × 映像・1966-2016」(2016、Yumiko Chiba Associates viewwing room shinjuku、東京)、「Norio IMAI,(Part Ⅰ) Shadow of Memory / (Part Ⅱ) White Event」(2015、Galerie Richard Paris、パリ)、「Perspective in White」(2014、Galerie Richard NY、ニューヨーク)、「フレームの彼方」(2012、ギャラリーパルク、京都)など多数。

久門剛史 Tsuyoshi Hisakado
1981年、京都府生まれ。京都府在住。様々な現象や歴史を採取し、音や光、立体を用いて個々の記憶や物語と再会させる劇場的空間を創出する。近年の主な展覧会に、個展「MoCA Pavilion Special Project Tsuyoshi Hisakado」(上海当代芸術館、2016)、あいちトリエンナーレ 2016、「MAM プロジェクト 025:アピチャッポン・ウィーラセタクン+久門剛史」(森美術館、2018)。現在、アピチャッポン・ウィーラセタクンとの共作が、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展「May You Live in Interesting Times」(2019)で展示中。2020年3月には豊田市美術館で国内初の大規模な個展を開催予定。
2016年には世界各国で上演されたチェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』の舞台美術を担当した。近年の主な受賞に「日産アートアワード 2015」オーディエンス賞、「平成27年度京都市芸術文化特別奨励者」、「VOCA 展 2016」VOCA賞、「メルセデス・ベンツ アート・スコープ 2018-2020」などがある。

津田道子 Michiko Tsuda
1980年神奈川県生まれ。神奈川にて制作、活動中。2013年 東京芸術大学院映像研究科博士課程修了。(博士:映像メディア学)工学部出身という経歴を持つ津田道子は、一貫として映像原理の論理的な探求をテーマとして、映像、インスタレーション、パフォーマンス作品を制作している。カメラや鏡といった人間の視覚に関わる媒体の特性を、計算された映像空間の演出によって顕在化させ、人間の視覚や空間認知に揺さぶりをかける津田の作品は、独特な空間的広がりと豊かさを備えている。近年は、神村恵とのユニット「乳歯」といてパフォーマンスも行う。主な個展に ”Observing Forest”(zarya 現代美術センター / ウラジオストク、2017)、”The Day After Yesterday”(TARO NASU / 東京、2015)、など。参加した主な展覧会に「六本木クロッシング 2019 展:つないでみる」(森美術館 / 東京、2019)、「あいちトリエンナーレ 2019 情の時代」などがある。
2019年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティ。

中村裕太 Yuta Nakamura
1983年東京都生まれ、京都市在住。2011年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作を行う。近年の展示に「MAM リサーチ 007:走泥社-現代陶芸のはじまりに」(森美術館、2019年)「日本ラインの石、岐阜チョウの道」(美濃加茂市民ミュージアム、2018年)、「柳まつり小柳まつり」(ギャラリー小柳、2017年)、「あいちトリエンナーレ」(愛知県美術館、2016年)、「第20回シドニー・ビエンナーレ」(キャレッジワークス、2016年)、「第8回アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(クイーンズランド・アートギャラリー、2015年)、「六本木クロッシング 2013:アウト・オブ・ダウト――来たるべき風景のために」(森美術館、2013年)。著書に『アウト・オブ・民藝』(共著、誠光社、2019年)

 

詳しくは下記ホームページをご覧ください
http://ashiya-museum.jp


 

詳細データ

開催場所  芦屋市立美術博物館
 (兵庫県芦屋市伊勢町12-25)
休館日  月曜日 ※ただし、1/13は開館、1/14は休館、年末年始 12/28~1/4
アクセス

 阪神芦屋駅から南東へ徒歩15分。
 または、阪急バス「新浜町」行きまたは「芦屋市総合公園前」行き乗車
 (31、32、35、36、131系統)、「緑町(美術博物館前)」下車。

併設駐車場  当館利用者は1時間無料(8:00~20:00/30分100円、20:00~8:00/
 60分100円)
主催  芦屋市立美術博物館
後援・協力  後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、
 NHK神戸放送局、KissFM
 協力:ARTCOURT Gallery、OTA FINE ARTS、Yumiko chiba Associates
お問合せ

 芦屋市立美術博物館
 兵庫県芦屋市伊勢町12-25
 TEL:0797-38-5432
 FAX:0797-38-5434

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