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尼崎あにあんレポート ぽん酢造り -手造りひろた食品株式会社会長に聞く-

このページを印刷する2015年2月4日

手造りひろた食品株式会社 会長 廣田豊さんに聞く

-ぽん酢造り-

会長



尼崎にある「手造りひろた食品株式会社」を訪問し、廣田豊会長にお話を伺いました。手造りひろた食品は会長が平成2年に創業されました。現在はご子息の廣田亮さんが代表取締役を務めています。たくさんの種類のぽん酢やつゆ、だしを製造されています。

 

 

〇ぽん酢造りのきっかけから商品化まで
ぽん酢会長は、もともとは今の工場の近くにある立花市場で八百屋を営んでいました。当時大のてっちり好きで、しょっちゅうふぐを食べ歩いていたそうです。そのうち、鍋の味を決定づけるのは「ぽん酢」だと気がつき、より美味しいぽん酢を求めて、自宅のキッチンで自分が納得のいくぽん酢の自作を始めました。当時は素人で何も知識がなかったそうです。市販のぽん酢の原材料の研究から始め、「とにかく自分が食べたいから」と素材にこだわり、試行錯誤の末、納得の味が完成したのはなんと8年後。八百屋に来る常連客に、完成したぽん酢と市販のぽん酢を食べ比べてもらったところ、10名中8名が会長のぽん酢が一番美味しいと言ってくれたそうです。そこで、試しに小さなパックに詰めて八百屋で販売したところ、大変評判が良かったため、正式に商品化したそうです。


〇軌道にのるまで
外観商品化してからは、尼崎市・立花の現在と同じ場所にあった自宅を改良しプレハブの工場で製造を始めましたが、最初の3年は苦しかったとおっしゃる会長。ある暑い夏の日、ふと「最古の歴史があると言われている紀ノ国屋さんに置いてもらいたい」と思いつき、衝動的に自ら売り込みの電話をかけたそうです。“紀ノ国屋”は高級食材を多数取り扱う、首都圏を中心に展開するスーパーマーケット。後日、すぐに商品を置いてもらえることになったそうです。本来ならば商社を通す必要があり、これは本当に珍しいこと。そのことが大きな転機だったそうです。その後、ラジオ等で浜村淳さんやオール巨人さん、ハイヒールのリンゴ・モモコさん等の芸能人が美味しいと絶賛し、次第に口コミで広がっていきました。阪神淡路大震災で亀裂が入って住めなくなってしまった隣の家を譲っていただき、工場を拡大。製造できる数も増えました。現在では数々の大手スーパーで販売され、アメリカにも“ひろたのぽんず”が渡っているそうです。

〇こだわり
“ひろたのぽんず”に使っているのは、徳島県産の天然すだち。多くのぽん酢は果汁に醸造酢や酸味料を加えますが、“ひろたのぽんず”はそういったものを使用せず、すだち100%だそうです。すだちの旬は8月から10月。会長はすだちだけで酸味を出すために、若いすだちを使用しています。遅くても9月中ごろまでに収穫して絞っているのだとか。だしに使っているのは北海道・羅臼(らうす)の昆布や、大分県または宮崎県産のしいたけ等、国産もの。また、キャップのこだわりについても教えてくださいました。最近はワンタッチで開封できるプラスチック製の注ぎ口のついたキャップが主流ですが、“ひろたのぽんず”のキャップはほとんどが金製のスクリュータイプのもの。プラスチック製のキャップを使わない理由は、密封性が低く、開封前から香りが抜けていってしまうためだそうです。実際にこの2種類のキャップのビンに顔を近づけてみると、確かにプラスチック製のキャップのものからは、開封前でも少し香りがしていました。すだちの香りを存分に楽しんでほしいという会長の気持ちが表れていますね。

〇製造方法
だし


まずはだしをとってろ過します。
この作業は手仕事。会長のこだわりです。
ろ過されただしが他の原材料とブレンドされ、ぽん酢が造られます。




ぽん酢入れ


出来上がったぽん酢は洗浄したビンに詰められ、キャップが取り付けられます。






殺菌



次に殺菌。ビンの外側から熱いシャワーがかけられます。






ラベル2

風をあててビンを乾かし、最後にラベルを貼って完成。
ラベルには「五つ星ひょうご」のロゴが入っています。平成24年度に選定された証です。作業場の壁には、「五つ星ひょうご」の他にも「メイドインアマガサキ」の賞状や芸能人のサイン色紙等が飾られていました。




段ボール


箱に詰めてそれぞれ納品先へ。
たくさんの箱が積みあがっていました。1時間に2000本製造できるそうです。





〇今後について
「ぽん酢の基本のだしにこだわって手作業でとっているため、あまり手広くはできません。でも、“ひろたのぽんず”を美味しいと言ってくださるお客様にお届けできれば満足です。」とおっしゃる会長。最近ではお刺身や冷しゃぶ等ぽん酢の使い方のバリエーションが増え、夏もよく売れるようになったそうで、「今後も様々な味わい方で楽しんでもらいたい。」とおっしゃっていました。

〇商品の購入について
各デパートやスーパーで購入できるほか、電話、FAXでの注文も受け付けています。また、現在は公式ホームページからの注文は休止していますが、今後再開する予定だそうです。
「手造りひろた食品株式会社」公式ホームページはこちら→http://www.hirota-s.com/



取材の中で、何度も「自分が美味しいと思うものを造りたいと思って、最初は趣味で始めただけなんです。」とおっしゃっていた会長。会長のお父様は天ぷら屋を営んでいて、会長は小さいころから食に関連する環境にいらっしゃったようです。その環境やお父様の影響で、自分でぽん酢を造ってみようと思い立たれたのかもしれません。会長のこだわりとぽん酢への思いが詰まっており、食べた方にそれがしっかりと伝わっているからこそ、ファンが増えていったのではないかと感じました。スタッフも帰宅してから“ひろたのぽんず”をいただきましたが、香りがさわやかで、すだちが目の前に思い浮かぶようでした。とても美味しかったです。
まだまだ寒い日が続きますので、是非お鍋と一緒に味わってみてください。

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