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尼崎あにあんレポート 兵庫県立ピッコロ劇団第51回公演/舞台「マクベス」記者会見

このページを印刷する2015年1月26日

1月14日(水)、兵庫県立ピッコロ劇団第51回公演/ピッコロシアタープロデュース「マクベス」の記者会見が行われました。

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兵庫県立ピッコロ劇団創立20周年記念公演の最後として、2月にシェイクスピアの四大悲劇のひとつ「マクベス」が兵庫県立芸術文化センターで上演されます。

英国&ヨーロッパを中心に世界で活躍する英国人演出家ジェイスン・アーカリさんを招き、翻訳は「間違いの喜劇」の翻案でピッコロ劇団に平成25年度文化庁芸術祭優秀賞をもたらした喜志哲雄さん。
客演にはベテラン俳優の浜畑賢吉さん、元宝塚歌劇娘役トップスターの大鳥れいさんを迎え、「マクベス」の神髄に迫ります。

記者会見には(写真前列左より)演出家ジェイスン・アーカリさん、橘義さん、大鳥れいさん、浜畑賢吉さん、(写真後列左より)今井佐知子さん、野秋裕香さん、柏谷巴絵さんが出席しました。

ジェイスン・アーカリさん英国人演出家 ジェイスン・アーカリさん
「観客の大半はストーリーを知っていると思うので、今までとは違った形の作品を提供したいと思っています。演出家にとっても役者にとっても大きな挑戦になると思います。
マクベスは暗いシーンが多いですが、暗い部分だけではなく明るい面も見せたいと思っていて、例えば歌や音楽、ダンスを用いたり、1930年代ベルリンのキャバレー等の要素も盛り込んでいます。」

-国の設定は原作と同じスコットランドですか?また、喜志先生の台本から離れた部分や付け加えた部分は多くありますか?
「特定の国はなく、ヨーロッパ全体のイメージです。
台本から離れるというのはよくあることです。セッティングを変える部分もでてきましたが、その作業は台本を探求するとても興味深いプロセスでもありました。観客が持つイメージに近いものを探すのは重要であり、日本人にとって16世紀のスコットランドを想像するのは難しいと思うので、現代に近い設定にしました。」

-過去にマクベスを演出したことはありますか?また明るい面を見せたいと思ったきっかけは何ですか?
「マクベスを演出するのは初めてです。マクベスは悪夢の中に侵入していくというイメージがありますが、夢と悪夢の間で重要な点は“色合い”だと思っています。20世紀初頭のヨーロッパはまさに悪夢でした。それをどう表現するか考えた時、重要だったのは“色”を使って具体化することでした。舞台は次のシーンに移る瞬間が一番面白く、その瞬間を使ってもっと膨らんだ色やイメージを与えたいと思いました。
また、暗い場面ばかりだと観客が眠ってしまうのではという懸念も、明るい面を見せたいと思った理由の一つです。」

マクベス役 橘義さん
橘義さん「リハーサル2週目ですが、毎日驚きと発見の連続です。今までに見たことのないマクベスになると思います。
設定についてはお楽しみですが、中世のスコットランドではありません。マクベスも当時実在した人物に共通する部分が見られると思っているので、是非楽しみにしていただきたいです。」

-シェイクスピアの作品に共通する魅力は何だと思いますか?
「27歳の時にロシアでハムレットを演じる機会があり、ロシア語と日本語が混ざった不思議な舞台を経験しました。最初は不安でしたが、“俳優だけは言葉が話せなくても通じ合うことのできる人種だ”という演出家の言葉に感銘を受け、それから難しい言葉を使う作品でも楽しめるようになりました。
シェイクスピアの作品は世界中の人が知っていて共通理解できるものなので、色んな可能性を秘めているところが魅力だと思います。」

-マクベスをどのようにとらえていますか?
「マクベスが悪人だとは思っていません。王を殺して自分が王になることは罪ですが、 昔は下剋上のように必ずしも綺麗なやり方で地位を得たわけではなく、力を駆使して登りつめることもあったと思います。マクベスは何か理由があって罪を犯 してしまったと思うので、どちらかというと善人ではないかと思っています。」

大鳥れいさんマクベス卿夫人役 大鳥れいさん
「元宝塚歌劇の娘役なので10年ほど宝塚にいました。故郷とも言える関西で舞台に立てることがとても幸せです。
自分の苦悩と夫人の苦悩が混ざっているような状態で中々リラックスできていませんが、兵庫県で舞台に立てることとマクベス卿夫人を演じられることが光栄で、とても前向きな気持ちです。」

-マクベス卿夫人はどのような女性像ですか?まだご自身が演じることでどのような個性が与えられると思いますか?
「悪女というイメージでしたが、マクベスに対する深い愛情を持っているという考えに変わりました。自分の中でマクベス卿夫人は“赤”というイメージがあり、その部分の表現が求められていると思います。歌うシーンや魅力を見せ付けるシーンでは宝塚歌劇で培ってきたことを活かせると思います。」

浜畑賢吉さん4

 
ダンカン役 浜畑賢吉さん
「いつも稽古始めは気が重たいですが、少しわくわくし始めたところです。大阪芸大に通い始めて12年経ち、関西の役者と一緒に何かやりたいと思っていたので、やっと実現できてとても楽しみです。関西の役者と一緒に舞台に立てることをとても嬉しく思っています。」

 

 


魔女役の3名からも「魔女のイメージとは一変したキャバレーで歌って踊る魔女の役なので、驚きと挑戦の毎日です。大胆で妖艶な魔女を演じられるように頑張ります。」と役への意気込みが語られました。


兵庫県立ピッコロ劇団第51回公演/ピッコロシアタープロデュース「マクベス」は、2月20日(金)~22日(日)、兵庫県立芸術文化センターにて上演されます。前売チケット発売中。
詳しくはピッコロシアター公式ホームページをご覧ください。http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/event/detail/?id=106

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