芦屋市谷崎潤一郎記念館|冬の特設展 谷崎が・棄てた・「細雪」~反古原稿の中の名作~
2023年12月16日(土)~ 2024年3月10日(日)
\ 通常展「谷崎潤一郎・人と作品」に併設! /
芦屋市谷崎潤一郎記念館|冬の特設展 谷崎が・棄てた・「細雪」~反古原稿の中の名作~
2023年12月16日(土)~ 2024年3月10日(日)
冬の特設展の主役は、七枚の「細雪」自筆原稿です。しかも、日の目を見ることなく、書き棄てられた反古(ほご)原稿。とびきり貴重なものなのです。 岡山県勝山町の、谷崎の疎開先宅に遺されていました。書かれたのは、戦後。一九四五(昭和二十)年末より翌年にかけての滞在中のことでした。
内容は、下巻の十章~十一章にあたります。しかし、話の流れは大きく異なり、「こいさん」妙子と以前の恋人・奥畑啓三郎(「啓坊」)との結婚が進むように展開。 彼女の未来は、穏やかなものとなりそうです。今見る作品終末の、妙子を覆う暗澹(あんたん)とした運命は、入り込む余地がありません。
戦争を掻い潜るように執筆された「細雪」。その中でも、敗戦をはさんで新しい時代へと書き継がれた下巻。世の転変の下で谷崎が棄てた七枚の原稿は、何を物語ってくれるのでしょうか。
関連情報
【 同時開催 ロビーギャラリー 】
※開館時間・休館日・観覧料は冬の特設展と同じ(最終日は15:00まで)
◯幸灯工房 濱坂幸代 作品展 ~あかりの庭~
美しい庭園を眺めるあかりのある風景
会期:2023年12月16日(土)~ 2024年1月21日(日)
〈一日体験講座〉
日時:2023年12月17日(日)
①10:30 ~ 12:30
②14:00 ~ 16:00
定員:各回8名(要予約)
参加費:1,500円(観覧費込)
材料費:3,500円
持ち物:なし
◯谷崎館講座 受講生作品展
芦屋市谷崎潤一郎記念館の講座受講生が日頃の成果を講座ごとに披露します。
会期:2024年1月23日(火)~ 2024年3月10日(日)
・初めての日本画[ 1月23日~2月4日 ]
・マーレングラスリッツェン講座[ 2月7日~2月12日 ]
・仏画講座 癒しの仏画を描きましょう[ 2月15日~2月25日 ]
・谷崎潤一郎ゆかりの庭園で「俳句講座」
季語から始める俳句レッスン[ 2月28日~3月3日 ]
・手ろくろ陶芸講座[ 3月6日~3月10日 ]
【 特設展関連講座 】
◯学芸員が語る冬の特設展 谷崎が・棄てた・「細雪」~反古原稿の中の名作~
日 時:2024年2月3日(土)14:00 〜 15:00
場 所:芦屋市谷崎潤一郎記念館 講義室
講 師:井上 勝博(同館学芸員)
定 員:20名(要予約)
受講料:観覧料のみで受講いただけます
【 つながる文学講座 】
◯第6回 告白と文学~田山花袋「蒲団」を読み解く~
日 時:2024年2月18日(日)14:00 〜 15:30
場 所:芦屋市谷崎潤一郎記念館 講義室
講 師:光石 亜由美 氏(奈良大学教授)
定 員:30名(要予約)
受講料:1,000円(観覧料込)
詳細
会 期 | 2023年12月16日(土)~ 2024年3月10日(日) |
開館時間 | 10:00 ~ 17:00(入場は16:30まで) |
休 館 日 |
・月曜日(祝日の場合は開館) ・1月9日、2月13日、12月28日~1月4日 |
観 覧 料 |
一般:300円 大高生:200円 中学生以下は無料 ※1月14日(日)は入場無料 ※団体料金(20名以上)は2割引 ※65歳以上、または身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方、ならびにその介護の方は半額 |
主 催 | 芦屋市谷崎潤一郎記念館 |
ホームページ | https://www.tanizakikan.com/index.html |
お問合せ |
芦屋市谷崎潤一郎記念館 〒659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-15 |